東京潜入〜今日のゆうくんの生存安否情報06〜

8月27日
時刻は17時半頃。

私はとある宗教団体の事務所へと足を運んでいた。


きっかけは些細な出来事でしかない。
あまり記すことはしていなかったが、この東京という地に来てからのわずか4日の間に私は様々な人達から声をかけられていた。

単に道を尋ねる人や、僕が何をしてるのか質問する外国人から、警察官からの職務質問、芸能事務所のスカウト、さらにはクスリの売人や、売春婦からのポン引き等まで。


2〜3日前に私が代々木公園で路上販売していた頃に紙を渡してきたおばさんもその一人だった。


紙にはこう記されている





『あなたも手かざし体験をしてみませんか?』






宗教勧誘である。


しかし、そのおばちゃんはこれといった会話をするでもなく、すぐに去っていった。

私もこの紙の文を読む間もなく、とっとと捨ててしまおうとしたときにふと紙に書かれた一文が目に入った。


『お気軽にお越しください』



じゃあ、気軽に行ってみよう。と思うのがやはり人の心情てなもんです。



そして私はその紙に記されたお浄め所の前に立っていた。

というのがこれまでの経緯である。



神聖な場所だと思っていたこのお浄め所の場所がまずビルの5階だったということに驚き、次に驚いた事が以下の通りである。


お浄め所に入り、「誰?」みたいな顔をされ、暇なので来ましたと僕が言うと、少し困惑しながらも、そこの人々は優しく対応してくれた。


で、儀式をすることになり、とりあえずその前に「手を清めてくれ」と言われて案内された場所がまずキッチンの流し場。

え?

と僕が思う間もなく、そこのおばちゃんが「手を拭くタオルがないから、これを使って」

と、手を洗うことなくキッチンから離れ、差し出されたものがなんとウェットティッシュなのだ!!


「え!?ウェットティッシュってお浄め効果あるの!?」

と、そんな言葉が喉まで出かかるが我慢。


「お清めしたので、今から神様に挨拶をします」


座布団がいくつも敷かれた絨毯張りの部屋があり、そこの神棚へ体を向けて正座させられる。


そして、そこの人は念仏のようなものを早口で唱える。


「続いて、あちらの方向にも挨拶します」

さらに早口でさっきと同じ念仏を唱える。

少し面倒くさそうだ。



神への挨拶が終わり、いよいよ"手かざし"である。


「体の痛いところはないですか?」


ゆう
「存在自体が痛いです」


「え?」


ゆう
「全身が痛いです」


「…そうですか。それじゃあ手かざしの効果の違いを分かりやすくするため、体の右側だけ手かざしをして痛みを取り除きます。」


私はうつ伏せで寝かされ、マッサージのような事をされるが、元々すごいくすぐったがりで、腰とか肩とか触られるとケタケタ笑ってしまい、その度に後ろから舌打ちのような音が聞こえた。


あっちも真剣だし、私も私なりに我慢しようと試みるが、くすぐったいものはどうしようもなく、必死で笑い声をこらえて足をジタバタしていた。


その後、おそらく手をかざしてなにか念を送っていたのだろう。触れられることなく、じっと時間ばかりが過ぎていった。



「さあ終わりました。一度歩いてみて下さい。左右の痛みが違うはずです。」


ゆう
「すみません。変わりません。」


ええー…ちょっとは空気読んでよ
みたいな顔をされ、続いて左半分もやってもらうことに。


さっきと同様、まずはマッサージをされ足をジタバタしながら笑いをこらえ、続いて念を送りこまれる。


「どう?変わった?」

ゆう
「いや、特に…」



今度は頭の方に念を送られる。


「少しは体が軽くなったりしてるんじゃない?」


もう、うんと言わないと申し訳ないような空気が漂っている。


私は少し困りながら、分からないけどもしかしたらほんの少しは変わってるのかもね、と答えるだけだった。


それから、奥の部屋に通され、出されたせんべいやジュースをバクバク食べながら雑談をしていた。


一回り以上も違うおばちゃん二人に、運命的な出会いだなんだ、果てはシモネタのようなものを言われたあげく、断れない状況で携帯電話の番号交換をさせられ、色んな意味で身の危険を感じさせられるのだった。


耐えるに耐えられず、そろそろ行かなきゃと伝えると、またやはり帰りは念仏を唱えるらしく


「なひな/★ぬかはさ*たか♪"◆タマナシ…玉ナシ?あれ?タマナナ、タハマナタマハナあれ?ん?」


ゆう
「タマナハです」


失礼にも念仏中に人の名前を間違えまくって、さらにはそこでテンパったのか、その後の念仏もカミまくっていた。




帰り際に「今日は体が楽になったんじゃない?私たち毎日ここにいるし、代々木公園でもいつも布教活動してるから会いたくなった来てね。」等と言われたが、どっと気疲れした上に、もうこの場所にも代々木公園にも行けないと思った。



ちなみに、このとき僕が着ていたとあるTシャツを見て、場が一瞬ざわついた話はここには記さないでおく。



その後は、今お世話になっているヒサトくんとなっちゃんたちと合流し、東狂黒というバンドの企画イベントで写真集を売っていたのです。それが昨日の話。
今日はこれから大阪へと行ってきます。



100828_0206~01.jpg



ちなみに、写真はその東狂黒のギターじゅんぺいくんと彼女のしおりちゃん、なっちゃん、人間中毒ボーカルゆかりちゃん、ヒサトくん。

僕がとてもお世話になっている方々です。



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