殿はご立腹じゃ

つづき


【14:20】
まるで、敵陣に大将自ら一騎駆けでもしているのを目の当たりにしたかのような表情で、一瞬ざわつく建物内の人々。
誰もが動揺を隠し平静を装おうと必死である。

こちらまでその空気に呑まれそうになるが、男は常に堂々としていなくてはならない。
申し込み用紙を受け取り、そこに名前や住所を書き込む。

そんなとき、農民らしき男が声をかけてきた。


農民
「凄まじきいでたちだが、はてお若いの、職業は?」

なんと無礼な!


ゆう
「見ての通り、殿じゃ!」


農民
「は!ははぁ!!ではそちらのお方は?」

弟のシンに話をふる。

しん
「ああ、オレは足軽。」


農民は、ふふんと鼻で笑い立ち去って行くが、それと同時に今度はなんだかこの建物内の偉そうな立場の人物が現れた。
おそらく代官だろうか?、そやつはまじまじとこちらを見て言い放った。


代官らしき男
「きみ、それはマズいよ!顔洗って化粧落として来て」




ゆう
「なに!?女だって化粧してるであろうが!!」



代官らしき男
「いや、きみのは素顔がわからないから。」



やはり、ダメか…。

この建物内の下っ端なら言いくるめられると思ったが、まさかいきなり偉そうな身分の者が現れるとは、…。


あれ?でも、よく考えたら偉そうもなにも、オレなんて殿様なんだから一番偉いじゃん!
引き下がることはない!!


ゆう
「は?女だって化粧落としたら誰か分からん奴なんて沢山いるって!」


代官らしき男
「いや…、そんなことは…」


ゆう
「あるでしょ!ねえ!!なんで女はよくて、トノは駄目なの?!身分差別?!」



つい、素に戻って力押しする。

そんなとき、神風が吹いた!



「ははは、いいだろう!いいだろう!大丈夫だよ。」

そう言いながら近づいてきた男に代官らしき男は、たじたじとする。

本物の代官が現れたのだ!
つまり、こいつはただの家臣だったか!




よかった。
家にいるときからずっと口をすぼめて顔を作ってきた甲斐があった。


それから、写真を撮ってあとは二時間の講義を受けたら免許更新終了である。


しかし、悲劇は待っていた。





【15:30】
二時間ある講義の休憩時間。
あと一時間で帰れるなぁと考えているのも束の間のこと

あのさきほどの家臣が現れ、突然呼び出された。


家臣
「もう一度、写真撮り直し!」

ゆう
「はぁ!なんで!!さっき大丈夫って…!!っは?!」




あの心優しき大名がいなくなってる?!



まさか…

こいつ!この一時間の間に下克上を?!!



家臣
「いや、この免許証の写真はいくらなんでもやっぱり無理があるから。」


ゆう
「絶対やだね!もうオレは撮らないから!…って!!しかも免許証も出来上がってるじゃん!!なんで作り直す必要があんの?!」


家臣
「いや、とりあえずこっち来て話そう。とりあえず、その席に座って、あ!あと、この帽子をかぶってみて」

ゆう
「はい?なんで帽子なんて…」

パシャッ!!!


っは、しまった!!
なんて流れるような誘導作戦!
写真を撮られてしまった!


家臣
「じゃあ、講義もどって良いよ」


ゆう
「っちょ!!汚すぎるっ!!!せめてその出来上がった殿の写真だけでも持って帰らせ…」


家臣
「ダメ、駄目駄目。」



よその大名の家臣のくせして、殿さま侮辱しすぎだろう。
そして講義へと帰された




【16:30】
講義終了、免許証が受け渡される。


マジへこんだ。
殿のキャラも忘れて多大なるショックを受けた。
これは屈辱でしかない。




090129_1640~0001.jpg

どこのヤンキー中学生だよ。


ってか、確か免許証って帽子ってかぶってたら駄目な決まりだろ。
帽子被って写るとか、ある意味快挙だけど、それ以前にこんなん辱め意外のなにものでもないって。







次こそは憶えてろよ!


コメント
うーさんモモの地元にこんなアイパーかけてくさー長いのいる!笑
Posted by モモ at 2009年01月31日 02:01
これ誰?
ほんとにゆーさん?笑
殿でリベンジ希望★
Posted by 桜 at 2009年01月31日 23:24
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